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2012_12
10
(Mon)00:00

○○の意味【前編】(社会人編)

現代パロ社会人編です

今回は会社会長陛下とそこの掃除バイトの高校生夕鈴という設定

よりによって長くなってしまったので前、後編に分けました
後編は来週に更新

さて今回の○○の意味はどういうものでしょうか







今日は夕鈴の自宅に明玉が遊びに来ている
訪れた後、部屋に入るなり掛けられている服を目ざとく見つけられた
夕鈴が普段では着ないであろう服だから当然ともいえるのだが

そして今週末にとある人と出かけると話をすれば
一体どういう事だと好奇心を隠しもせずに問い詰められた
そして洗いざらい吐かされて一息ついた時に
かわされた会話がこれである

「ねえ夕鈴」
「うん?なに?」
「アンタこの服着ていくつもりなのよね?」
「え…?そ、そうだけどどこかおかしい?」
「おかしくはない、おかしくはないのよ…」

そうぶつぶつ呟く明玉に
夕鈴が不安を覚える

「やっぱり似合ってないよね…」

そう言って肩を落とした夕鈴に驚いた明玉は
すぐさま否定の言葉を口にした

「違うのよ!」
「え?」

その明玉の勢いにきょとんと夕鈴は目を瞬く

「だからそうじゃなくって…似合ってるのよ!似合ってるからこそ何ていうか…。この服、その例の人からもらったのよね?」
「う、うん」
「で、次のデートにこれを着て来てほしいって言われたのよね?」
「で、デートじゃないわよ!」
「はいはい今そう言うのは良いから。とりあえず次会う時にはって言われたのは確かなんでしょ?」
「う、うん…」
「それがどういう意味か分かってる?」
「どういう意味って?」

全くもってさっぱり分からないと言う夕鈴に明玉はあからさまに顔を歪める

「やっぱりわかってなかったか…」

はあと溜息をついたそんな明玉に苛立ちを隠せなかったのは夕鈴だ

「もう!一体何なの?」
「あんたまさか知らないの?」
「だから何をよ?!」

そんな夕鈴の姿に明玉は更に溜息をついた

「あのね、男が女に服を贈るって言うのはね…」

その日夕鈴の部屋では顔を真っ赤にして床で転げまわりながら
蒼白するという面白い部屋の主が見られたという

 * * * * *

「やあ夕鈴」
「こ、こんにちは…」

おずおずと待ち合わせの場所に現れた夕鈴を黎翔は満面の笑みで迎えた
そうして姿を現した夕鈴を上から下までしげしげと眺めた黎翔は
満足したように更に笑みを深くした

「着てくれたんだね。やっぱり良く似合っている」
「…っ!は、はい…!!」

その言葉にピキンと緊張した夕鈴は顔を真っ赤にさせながら頷いた
そんな夕鈴の凝り固まった姿に不審を抱いた黎翔は心配そうに夕鈴に訊ねた

「どうかした?もしかして着心地悪い?」
「え?いえいえいえそんな。とっても着やすいです」
「そう?それならいいんだけど」

ほうと安堵の溜息をついた黎翔を見ながら
夕鈴は先日の明玉の言葉を思い出しながら再び顔を赤く染めた

それを聞いて着ないと言う発想もなかったとはいえない
けれど満面の笑みでもってこの服を渡されて
次会う時に着てきてほしいと言われ、それを期待させてしまっている
そしてそれを裏切った時の哀しそうな表情が思い浮かんでしまって
やむにやまれなくなったと言うのが正直な話だ

確かにとても着心地がいい事は嘘ではない
きっとお高いんだろうなと下世話な事を考えてしまい
こんな時にでもそう考えてしまう自分にがっくりとうなだれてしまったのはご愛敬だ

ある日突然わけも分からないままショップバックを手渡されて
随分と固辞したのにもかかわらず
夕鈴に似合うと思って買ったからそれがいらないのならこれはゴミ箱行きだね
だなんて脅迫ともとれるその発言に
呆れて諦めて受け取ってしまったのが運のつきなのだろう
お値段なんて恐ろしすぎて聞く勇気すら出ない

今日だって恐々と身につけてきたのだ
それでもお値段さながらというかなんというか
とても着心地がよく夕鈴の身体にちょうど合っている
どうして夕鈴のサイズが分かるのかという問いは聞くだけ野暮だ
大元を辿れば夕鈴の雇用主ともいえるのだから
サイズを知ることぐらいわけないだろう
そう。深く考えてはいけない

それにしてもと夕鈴は思う

「そう言えばお仕事の方は大丈夫なんですか?」
「うん?」
「いえ、お忙しいって聞いたから…」

そうなのだ
先代が亡くなり若くしてグループの会長に就任した黎翔は寝る暇もないほどに忙しいと聞いていた
それがこうして待ち合わせをして遊ぶ約束をしている

「大丈夫。今日のために一段落付けてきたから」

にっこりとほほ笑まれて夕鈴もほっと安堵の息を漏らす

「それにこういう事やってみたかったしね」

その言葉に夕鈴は今回こうなった経緯を思い出した
いくら有能だとはいえ黎翔の年齢はまだ21歳だ

彼と同い年ならば普通ならば大学生か
社会人になって働いている人もいるが
同い年でこれほど忙しい人も類を見ないだろう
まだまだ遊びたい年頃のはずだ
それが日々仕事に追われ若者らしき事が出来ていない
やってみたいからそれに付き合ってと先日泣き落としに遭ったのだ

そう言われてしまえば無碍に断る事も出来ない
もっとほかに喜んでお相手する人が多々いるはずだしと考えてしまい
それでも簡単に承諾の言葉を言わない夕鈴に焦れた黎翔が
半ば脅迫めいた発言をしたことも割愛しておく

その事を思い出した夕鈴は一瞬もやっとした気分にとり込まれるが
気を取り直してはっと使命感に燃える
そうだこれは普段遊べない黎翔を楽しませるためのものなのだ
日々若者らしき事が出来ずに仕事に忙殺されている黎翔の息抜きなのだと
決意を新たにした

「それじゃあ今日はめいっぱい楽しみましょう!」
「うん!」

そういって二人は歩きだした



後編へ続く

甘い?(笑)絡みは次回ですかね
あんまり高校生編と変わりないですね…(泣)

アンケートを実施しております
現代パロの陛下と夕鈴の立場はどれがいいかというもの

高校生編
社会人編
どちらでも

の三択

申し訳ありませんが携帯からは投票できません(スマホは分かりませんごめんなさい)
PCから見ていただければブログ画面左下に設置してあります
お気軽にぽっちと投票していってください
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