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2012_12
31
(Mon)00:00

意外な姿(キリ番333333リク)

狼陛下の花嫁のss

こちらはキリ番リクエストです

キリ番333333を踏まれました

twomoon様に捧げます

リクエストありがとうございました!



姉がある日突然男の人を家に連れてきた

それは僕に限らず周囲に衝撃をもたらした

いつもいつも申しわけないと思いつつも
金銭感覚があまりよろしくない父親のおかげで
姉はいつもバイト三昧だ
今だって住み込みで王宮の仕事に就いている

姉と同じ年頃の女の人達は恋だのおしゃれだのそう言った事の話に花を咲かせている
だからいつもいつも申しわけないと思っていた
本当はお金のかかる学問所なんて辞めてしまい
姉と一緒に少しでも家計の足しになるようにと働きたかった
なのに姉はそれを許してはくれなかった

だからこそそんな姉に報いるためにも
少しでも勉強をがんばって官吏になり姉を助けたい
それが今一番の僕の目指す所だ
そう思っていた僕に衝撃が走ったあの日の事は忘れない

ある日父親の紹介で姉が王宮で住み込みのバイトをすることになった
心配する僕や姉さんの友人たちを余所にあれよあれよという間に決めてしまい
気が付けばあれだけ賑やかだった家が静かである事に
少しばかり抵抗を覚えた

王宮と言えば狼陛下の住まう所だ
粗相をして姉に何かあったらと思うと気が気ではなかった

だけれども『これが結構割りのいいバイトなのよ』と
あっけらかんと送られてきた手紙に書かれてあり
酷く安心した事を覚えている

そして何処に言っても姉は姉なのだと嬉しい気持ちになった

そんな仕事第一の姉が男の人を連れてくると言う事自体が
驚天動地の大事件のようなものだった

一番近い弟の僕でもそう思うのだから
周りの反応はもっとなのだろうなと思い
しばらくは周囲が騒がしくなりそうだなと
里帰りした姉を見ながら予感めいた事を思っていた

そしてそれは姉が里帰りする度に思い知らされることとなる

 * * * * *

青慎はぽかんとしたまま口を閉じるのを忘れている
それは今目の前で行われている行為に呆気にとられているからだ

「はい夕鈴あ~ん」

ぱくっもぐもぐ

「おいしい?」
「はひ。おいひいれす」

食べちゃうんだ…!!

青慎はさらに驚きで目を見開いた

今、目の前で繰り広げられているのは
ばかっぷるの代名詞
あ~んで始まる食べさせ合いっこだ
どうやら里帰りの道中でいろいろと買い込んで来たらしい
姉の里帰りにこの男性が付いてくるのにも慣れて来たころのことだった

まあお互いに食べさせ合うのではなく
相手方の男性が一方的にというのが実際の所なのだが
その様子を目の前で見ている人間としては非常に居た堪れない

しかしそれよりも自分の姉がそう言う行為をしていると言う事が
非常に目を反らしたくなる状況だ
できればそんな姿は見たくなかったかもしれない

姉は普段色恋なども全く興味が無く
浮いた噂一つなかった身だ

「じゃあ次はどれを食べようか」
「り、李翔さん、もういいですから…」
「え~?」

頬を染めながら困ったように言う姉とうきうきと買ってきた食べ物の包みを開ける男性
姉は連れてきたその男性を職場の上司だとは言っていたが
何処をどう見たってただそれだけの関係には見えない

否定しながらもあ~んを甘んじて受け入れる姉と
そんな姉をとろけるような甘い目で見つめる男性
これでただの上司と部下なのだとムキになって言い張るんだから
それはもう何かがあるとしか言いようがない

「じゃあ最後のいっこ。はい、夕鈴」

残った最後のそれをパクリと口に放り込まれ
もぐもぐと口を動かし困ったようにその与えた主を見つめる姉
そんな姉を嬉しそうに見つめる男性
うん。周囲には甘い空気しかない

だから姉さん気付こうよ
それは単なる上司と部下が行う行為じゃないって言う事に

纏っている空気が甘さしかない
どうしようどうやってここから抜けだそうか
この雰囲気に耐えられそうにもない
というか自分はもしかしてお邪魔虫なのではないのだろうか
そんな事実に背筋が伸びる

そう思案気にちらりと盗み見るとばちりとその男性と目があった
その人はにこりと此方に微笑みかけてくる

「弟君どうかした?」
「え?いえっ!仲がいいんだなとおもいましてっ」
「ふふ、そう?」

この人も不思議な人だと青慎は思う
常に耐えずにこにこと笑っていると言うのに
その実目の奥が笑っていない時がある気がする
それに気が付く度に何故か背筋にうすら寒いものを覚えるのだ

だけれども姉を見つめる目が酷く優しい事も気付いている

散々否定してきているが
そろそろ父親にも会わせた方がいいのではないのだろうか
姉が紹介したい人がいるらしいと伝えるべきではないのかと

ああ、でもそうなるとトラブル体質のこの二人が夫婦になるんだな…と
姉が里帰りする度に巻き起こす騒動の数々を思い出して
目の前のそれから気を反らすように青慎は遠い目をした



リクエスト内容は
『第三者目線での、陛下と夕鈴のイチャイチャぶり』でした

という事で青慎目線で書かさせていただきました
青慎の気苦労ぶりがうかがえます(笑)
陛下の餌付け作戦に夕鈴はもう無意識に反応するという…
毒されてるよ夕鈴!
改めてリクエストありがとうございました!




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